こんばんは、てるてるぼうずです。
世界的にSUVブームですね、今やフェラーリやランボルギーニなどのスーパーカーメーカーも
SUV界に参入しております。
そんな中で私はずっとセダンクラスのSUVと比較すると目線が低い部類の車に
乗り続けてきたせいか少し苦手意識がありました。
ですが、前回の記事でもお話させて頂きましたが
乗らず嫌いは良くない。と思っておりずっと乗る機会を伺っておりました。
そんな中でポルシェセンター足立さんに車検の打ち合わせに行った際に思わぬ場面で
試乗させて頂く機会がありましたので素人目線ですが、1世代前のパナメーラオーナーとして
ポルシェのSUVの実力とは!?という形でレビューさせて頂きます。
今回試乗したカイエン(E3K30型)
こちらが今回試乗したカイエンのベースグレードになります。
スペック的にはV6・3000CC 340PS/450N・mとなっております。
我が家のパナメーラに比べるとベースグレードですので少し全体的に少ない位でしょうか。
ですが、ポルシェです。
ハイブリッドモデルでも騙されましたがスペック上の数字が全てでは無いです。
一文字状のテールライトが最近のポルシェのトレンドになっていますね。
夜に見るとまたカッコいいですし、一目でポルシェと分かる位にアイデンティティーを
発揮してます。ここからは実際に乗った感想を書かせて頂きます。
写真は少な目ですが、私が所有している970パナメーラとの違いを比べながら書かせて頂きます。
①全体的なレスポンスの良さ
まず分かったのは全体的なレスポンスの良さです。
私のパナメーラは現行では無く1世代前ですので大体9年の差があるので当たり前だろという
意見はあると思いますが、それは一旦置いておいて最新のポルシェってやっぱ凄いですね。
アクセルのツキ、ブレーキの応答速度の速さ、ハンドルの曲がり加減など
走る・止まる・曲がるという車の基本動作において、この車格としては
かなりしっかりした印象を受けました。
特に顕著に表れたのはスポーツモードに入れた時ですね。
ノーマルモードでのラグジュアリー寄りの柔らかく乗り心地の良い足回りから一転
とてもリニアに反応してくれる足回りになりました。
寧ろ、私が乗っている970パナメーラよりシャキッと感はあるかもしれないです。
SUVで車高も1,695mmとそこそこあるので、この辺りに関しては少し振られる
感じはあるかと思ったのですが、とても意外でした。
やはりポルシェはスポーツカーメーカーという部分を思い出させてくれますね。
②見切りの良さ、サイズ感の感じなさ
これは私自身が970パナメーラに乗っているからかもしれませんが
車高の高さもありサイズ感の割にとても乗りやすかったです。
カイエンのサイズは4,920mm×1,985mmとパナメーラの5,015mm×1,930mmと
かなり近いサイズです。
ですがフロントだけではなく、左後ろなどの視界もとても良かったです。
全体的に大きな車を運転していて大変!という感じは無く、運転自体もしやすかった印象です。
③程よいパワー感(ベースグレード)
今回試乗したグレードはベースグレードなのでV6・3000CC 340PS/450N・m
というスペックのモデルです。
私のパナメーラSは420PS/520N・mのモデルなので仰け反るような加速しますが
今回のカイエンはどちらかというと出だしの良い加速をしてくれました。
トルクがすぐ立ち上がるツインスクロールターボの効果かもしれないですね。
エンジン特性の違いも、もちろんあると思いますが欲しい時にすぐ加速してくれるので
追い越しや合流時にちょうどいいパワーを発揮してくれそうです。
我が家の970パナメーラはパワーの大きさゆえにアクセルをベタ踏みすると
トラクションコントロールが効いて、アクセル抑制が結構入ります。
特に路面温度が低い冬場はそうゆう機会が多いです。
なのでFR全般に言えますが300PS台がちょうどバランスが取れていて
丁度いいのかもしれません。
でも爆発的な加速は一度味わってしまうとやめられません・・・😎
少し気になった点
えー少し我が家の970パナメーラの自慢が入ってしまってそこからカイエンの気になった点を
語るという少し嫌味たらしい構成になってますが、全然そんなことないです。
ですが、完璧という車は無いので正直に少し気になった点を書かせて頂きます。
①1速発進で少しビュンとする。
ビュンとするんです。
表現が難しいですね。これで伝わるといいのですが、もう少し言い方を変えると
レスポンスが良すぎるんですね。
パナメーラの2速発進に慣れてるとかカイエン自体に慣れてないという部分もありますが
予想以上にレスポンスが良すぎたので慣れるまでギクシャクするかもしれないです。
レスポンスがいいというのはいい面でもあり、気になる面でもありますね。
まとめ
今回はポルシェ・カイエンに試乗させて頂いたレビューを書かせて頂きました。
試乗自体が軽く周回しただけなので、短い時間でしたが短時間で感じたことを全て
書かせて頂きました。高速道路やワインディングで走ってみると
また違った感想もあるかもしれないです。
カイエンを乗らせて頂いてポルシェが作ったSUVにもポルシェスポーツ精神が流れている
というのを感じさせてくれる車でした。
正直甘くみていた部分もあったのでそこを180°変えてくれました。
ポルシェ・カイエン、いい車でした。
また最新のポルシェということでやはり9年前の私のパナメーラとはかなり進化を感じました。
実際に使いませんでしたが、レーンキープやACCも付いており長距離ドライブなどは
かなり楽そうでした。
ですが、私は今の970パナメーラSが好きです。
どちらかというやはりスポーツカー寄りの車に乗りたいので選ぶならパナメーラですね。
総評としては
カイエンはポルシェであり、ポルシェを感じられる車でした。
形にとらわれず、スポーツカーのDNAを感じさせてくれるポルシェ。流石です。
あとがき
ふと、個人的には同時に1つの疑問が生まれました。
SUVを購入される方はSUVにスポーツ性を求めているのか?
SUV業界自体を否定することになってしまいますが、荷物大量に積んで峠攻める?
確かに”S”UVなのでスポーツ性を持たせた車ではあるが、実際のスポーツカーと
比較すると流石に勝てない部分もある。
なのに高性能SUVを作る意味とは何なんでしょう。
SUVを実際に買われる方の意見、メーカーの開発意図など色々興味がありますね。
SUVだけど実際は結構まったり走っている方が多いのではないでしょうか。
純粋に疑問に思った話でした。(否定している訳では全くございません😭)
ではでは
コメント